
NHKスペシャル取材班 (著) 主婦と生活社
今回はこの書籍に関して説明したいと思います。
腸内フローラを理解するためには、わかりやすくとてもいい良書だと断言できます。
やはりこの書籍の中でも
腸内フローラ、腸内細菌の驚異の力として紹介されているのが
腸内細菌が腸内で生成する「短鎖脂肪酸」です。
個人的には何故、乳酸菌生産物質という名前を出さないのかわかりませんが・・
いろいろと大企業に気を使うところがあるのでしょう。
この中で、とても大事なことを書かれている箇所があります。
癌、糖尿、肥満、アレルギー、免疫など年齢を重ねても
健康な体を維持することで一番大事なことは
血液中の「短鎖脂肪酸」濃度を一定の高さでキープすること。
という一文です。
これは研究者にとっては当たり前のことですが、一般の方には少しわかりにくいのかもしれません。
血液中の「短鎖脂肪酸」濃度を一定の高さでキープする
とはいったいどういうことでしょうか?
これは腸内で「短鎖脂肪酸」を生成することが出来る善玉菌が安定していれば、
常に「短鎖脂肪酸」を生成することができるので、血液中の「短鎖脂肪酸」濃度を長時間保てることが出来るということなのです。
そして、とても大事なことですが、繰り返しになりますが
善玉菌とはあくまでも自分が赤ちゃんの時から棲みついている、自分の乳酸菌でないと意味がありません。
私が何度も、一般的な乳酸菌サプリメントやヨーグルトのような
自分の腸とは関係の無い乳酸菌を、しかもたったの数種類だけ
腸に届けたとしても、実感するのはとても難しいといっているのは
そのためなのです。
結論を言えば、乳酸菌を取ることよりも、
自分の善玉菌を守り育てることが大事なのです。
そうすれば
→「短鎖脂肪酸」の血中濃度を保てる!
→若さを保つ健康体になれる!のです。
自分の善玉菌を守り育てるための、強力な方法としておすすめするのが
ヒト由来の乳酸菌から生成された、「短鎖脂肪酸」のサプリメントを接種することなのです。
この「短鎖脂肪酸」はそのまま腸内の毛細血管から吸収されるのはもちろんですが、
自分の腸内の善玉菌を守る、「なわばりエキス」としての役割を担うのです。
短鎖脂肪酸は腸内を弱酸性に保ち、
アルカリ性で繁殖する悪玉菌の勢力を弱めることができるのです。
弱酸性になった腸から排出される、、
「ウンチ」は
明るみのある茶色で、臭いもやや酸味のあるものになります。


そうなのです。腸とうんこは弱酸性が望ましいのです。
これ意外に知られてないですが、考えてみれば当たり前なのです。
腸の中の温度って37度なんです。真夏の炎天下の温度ですよね。
37度の炎天下の生ごみって普通にすごい臭いが出ていますでしょ。
あれを腐敗臭といいますが、アルカリ性によったウンチもまさにそれ。
便が腸内でアルカリ性によっているため悪玉菌が繁殖するため、
腸内で食べたものが腐敗するのです。
ウンチの臭いが異常に臭かった私は・・腸内で食べたものが腐敗していたのです。
大事なことなので繰り返しますが
アルカリ性で便が腐敗し
酸性で便が発酵すると覚えてください。
<まとめ>
健康な体を維持するためには
血液中の「短鎖脂肪酸」濃度を一定の高さでキープすること
そのためには腸内を弱酸性に保ちましょう。
適度な運動
そして食事は
野菜、大豆製品、キノコ類、海藻類、ナッツ類(くるみ)
これらをバランス良くとることを意識しましょう。
そして
ヒト由来の乳酸菌から生成された、「短鎖脂肪酸」のサプリメント
をとること。
これがベストな答えです。